日時 :令和元年9月13日(金)

講師 :古川 益一
司会 :金子 秀久

1.皆さんから寄せられたご意見、感想

勉強会への感想

  • 「オンリーワンは理念に基づく異質化にある」ということの中身を知りより深いものだと改めて感じた
  • 法則についてもその根っこに真理があると分かり面白さが毎回増していきます
  • 経営を知ることで恐れがなくなる
  • この会が3,000円で行われていることが奉仕の心だと感じ、その心を近くで感じることが出来たことが一番の学びです
  • SWOT分析を実践して行きたい
  • 小が大に勝てる3原則はすごく今の会社で活用出来そうだと思った
  • 営業戦略10訓を前提として日々取り組みたい
  • 心のこもったサービスを基本に立ち返り、やり続けることが重要と思いました
  • 仕事とは伝えること、温かいとは囚人に水や食べ物を与えること
  • 経営体系さえしっかりしていれば会社は自然に大きくなる
  • テクニックではなく心から仕事をやらせて頂くことだと思った
  • 自分の武器を100%発揮するにはどうしたら良いか!を考えてみます
  • ランチェスター戦略とWeb戦略の融合が出来れば血の通ったサービスが出来ると確信した
  • 売上の推移をグラフ化する
  • 既存のお客様を大切にすること それを進め感動させるまで高めること その感動が広がり仕事が入って来る
  • お客様へのサプライズ・・・面白いです
  • 営業戦略とは自然と売れる仕組みを考えること
  • 社長は仕事をするな(社員で出来る仕事をしてはならない)
  • 武器を持った営業
  • 事業計画作成は「直感と熟慮」
  • インターネット戦略は「売り込みからみつけてもらう」へ
  • 感謝葉書きの大切さ
  • 深耕開拓から感動開拓へ
  • 異質化によるオンリーワンをようやく理解した
  • 技術職のため頭でっかちに成り勝ち、身体を使うことを含め多角的な視点が必要だと感じた。

2.質問にお応えします

勉強会への質問

Q.再生の際、サプライズプレゼントなどのアイデアはどうやってひらめかれるのでしょうか?

自己啓発の分野で研究されていることなのですが、人間の脳には顕在意識(新しい大脳皮質)と潜在意識(古い大脳皮質)があり、ひらめきなどは潜在意識から生まれると言われます。

窮地に追い込まれ、八方塞がりとなった会社を再建するには常識的な発想では通用しないことの方が多いものです。

それを可能にするには知識を超えた知恵、その知恵を生み出す真理の探求が欠かせません。

私はどうしたら良いか分からない時は寝ながら考えることにしています。

寝てる間に潜在意識が考えたものが夢に現れたり、目が覚めた時に浮かんだりするものです。

Q.SWOT分析の内部環境とは具体的にどのようなものを言いますか?

SWOT分析とはその会社のプラス要素とマイナス要素をそれぞれ内部と外部環境に分けて客観的に判断するものです。

内部環境のプラス要素つまりSthengeth=強みはその会社の持つ商品力、営業力、財務力、組織力などを指します。 

例えば、商品。

  • 他社より抜きんでたオンリー1や技術力を持っている。
  • 潤沢な資金を保有している。
  • 社員が団結してより好収益を挙げている

などです。

Q.経営者の第一歩としての行動は何をすればいいのでしょうか?

会社は法人と言われるように社会の一員として認めてもらうこと、つまり「信用力の証明」です。

  1. 「信用」とは社会(人)が会社の言うことを用いて下さること即ち収益を挙げることが出来ることです。一言で言うと経営者自身の信用を高めることになります。
  2. 「証明」とは言っていることの正しさを明らかにすること、つまり1期目の決算を黒字にすることです。

つまり形の上でも見えない世界でも社会に通用する存在になることです。

会社創立1年目にこの2つができれば必ず発展してゆきます。

ヒト、モノ、に続きカネの確保が可能となるからです。

Q.スタッフをもっとやる気にさせるにはどのような戦略があるでしょうか?

スタッフのやる気を育てるには社長の品性、経営理念、経営戦略全てが重要ですが組織に限って言えば次の通りです。

  1. 三面等価の原則を守る
  2. 遂行責任を負わせても結果責任を負わせない
  3. 快適職場の三要素“見える快 聞こえる快 言える快を約束する
  4. 給与に営業利益3分割法を導入する

この他、挙げればキリがありませんが究極的には全員が一心同体となった組織を作り上げることと思います。 

そして忘れてならない名言を一つ。 

“下上を三日で知り、上下を知るに一年を要す”

Q.品格はどのように身につけるのがよいでしょうか?

一口で言えるものではなく一生をかけて追及していくものと思います。

本書第6章で「経営者の品性」として詳しく述べさせて頂いております。

ご期待下さい。

Q.元請からの仕事をやっているだけですがある意味下請け業者止まり、その中でオンリーワンを見つけていくにはどうしたら良いか悩んでます。

仕事を表面的に捉えているのではないでしょうか?

下請け業者の共通することは仕事に対する感謝が薄いことのように思います。元請業者は大変な努力と苦労を重ねて仕事を受注してきます。

そして仕事が完成してからも将来に渡り保障します。
決して楽な仕事ではありません。

むしろ下請業者の方が恵まれているように思います。

下請業者の心構えとしては、元請業者の経営理念を共有し一心同体になり、技術面や精神面で元請を支える気概を持つことが重要と思います。

Q.ランチェスター戦略を学び感じたことだがインターネット上でSNSを介してコミュニケーションをとるふれ合い方があるが、直接面談のコミュニケーションとどちらを取るべきか?をしりたい。

地域を限定し1対1の戦いをすることを局地戦と言い弱者の戦略です。

地域を限定せず広範囲に戦いをすることを確立戦と言い強者の戦略です。しかしこれもインターネットの出現により弱者でも確立戦を挑んで勝てる時代となりました。

インターネットを使い、無名の会社が一躍ヒーローになり得る時代となりました。

ランチェスター戦略はインターネットがない時代の理論です。

そのためどちらが良いか?
と言う論議は無意味な時代になったように思います。

そこで真理に基づいて考えてみたいと思います。物事には必ず陰陽として必要なことと重要なことがあります。

  • 必要なことは目に見えるものであり、形、手段、方法などです。
  • 重要なことは見えないものであり、心、誠意、そして信念などの理念です。

物事の成就はこの2つの調和を取ることで成し遂げられていくという考え方です。

つまり、どちらが取るかではなくいかに調和を取るかによるものと思います。

Q.紙 脳 口 ショーについてもう少し具体例をお聞きできますか?

これは士農工商をもじったものでコミュニケーションの取り方を覚えやすくしたものです。

≪紙≫

紙に書くことはコミュニケーションの基本です。

インターネットの普及により書く機会がめっきり減ってきましたが、相手の心を動かすものは紙を通じて訴える心にあるものと思います。

本書11章5条「将来の約束は必ず書面化する」をごご覧下さい。

≪脳≫

頭を使うことです。

よく考えることですがどのように考えるか?により結果が大きく違ってきます。

  • 自分中心で考えるのか?
  • 相手の立場に立って考えるか?
  • さらに知識を使って考えるか?

真理に基づいた知恵により考えるか?などにより大きく違ってきます。

真理は本書全編のテーマです。

≪口≫

言葉で説得することです。

これも自分中心に話すのか、相手の気持ちに沿って話すのか?

で相手に与える印象は大きく違ってきます。

≪ショー≫

見せ方を考えることです。

具体的にはブランディングやプレゼンテーションに当たります。最近ではインターネット中心になりつつあります。

さらにインターネット上では膨大となり、見せ方よりも見つけてもらう時代になったようです。

どんな場面であれ、人対人のコミュニケーションにはこの4つが必要です。 

Q.ランチェスター戦略を取る場合、ITの分野ではどのような戦略がとれるでしょうか?

ランチェスター戦略は第一次世界大戦に考え出された戦争理論を経営に応用したものです。

主に2つに分かれ弱者と強者の戦略に分かれます。

弱者は1対1の局地戦、強者は相手を選ばない戦い これを確立戦と云います。

確立戦は相手を選ばないため資金力と組織力が必要とされるために弱者は到底勝ち目はありませんでした。

しかしこの理論はITが無かった時代の話です。

ITの普及により、このランチェスター戦略が当てはまらない時代となりました。

ITを駆使した会社が急成長、
経済の構図を変えてしまいました。

現在ではブランディング戦略、ロングテール戦略、インバウンド戦略、ワンTOワン戦略など、ITを駆使した戦略が生み出されています。

今後もITの活用次第で新たな戦略が生まれてくるものと思います。

しかしあくまでもITは手段であり、
目的ではありません。

皆様にはその違いを理解した上で新たな戦略を考え出して欲しいと思います。

Q.ランチェスター戦略法則の、確立戦とは?

確立戦とは機関銃を乱射するような確率的兵器を使って戦うことです。

これにより兵力数が多い強者が優位になり弱者を数で圧倒していく作戦を取ります。

もしメーカーなら1つの製品をフルラインにしたり広域で広告するなどして弱者が入る隙を与えないようにする戦略です。

Q.事業計画書通りに運ばない場合の次の一手について具体的な例をお聞きしたい。

この場合は結果が出る前に手を打つことが肝腎です。

結果が出てからでは失敗をしたことになるからです。

例えば、計画通りに進まないこととは

  • 売上目標が達成出来そうにない
  • 利益目標が達成できそうにない
  • 借入金など返済が滞りそうだ
  • 社員が集まらない

など様々です。

第9章「経営計画書&再建計画書」で詳述します。