財務戦略

日時 :令和元年9月27日(金)

講師 :古川 益一
司会 :金子 秀久

1.勉強会で学んだこと

  • 「売り上げを減らしながら利益を上げる」ことが財務戦略であり、その方法を学ぶことが出来ました
  • 数字や比率などが分かり、目標とすべきところを学べた
  • 財務について勉強になった。今後体質改善に取り組みたい
  • 財務は経営者に取り必要なものであることを認識できた
  • 売上を上げる必要ばかりを考えてきたが別の方法で利益を生み出せることを知った
  • 財務はとても難しかったが、これからもっと学ぶ必要があると思った
  • 財務をもっと深く理解したい
  • 売上を上げるのではなく内部の人件費比率などを見直すことが重要と感じた
  • 税金課税の仕組みや決算の主な目的など目からウロコの話ばかりで勉強になった
  • 今まで税理は任せだったが、これからは自ら研究して財務に関するスキルを高めていきたい
  • 収支計画と資金繰り計画の違いとそれの必要性を知った
  • 損益計算書が経営戦略として創り上げるものだという考え方、正に戦略的に行うこと、ただ結果を書くものではないのだと目から鱗でした
  • 利益三分割法は実践して行きたい
  • 決算書の大切さと黒字と赤字の時での手法の違いを知った
  • 財務戦略は真剣に考えたことがなかったので大きな気づきになった
  • 経営再建のポイントは財務見直しと税金対策
  • 借入金に対する考え方を知った
  • 売上激減時の消費税減額のための中間決算申請の必要性
  • 決算は必ず黒字にするもの
  • 決算内容により変化する費用項目の習熟が必要と感じた
  • 財務戦略は収益性改善により利益を上げるための重要な営業戦略でもある
  • 損益計算書を分解して捉えると、売上利益の追求は営業戦略、人件費比率の40%を守り、ムダ・ムラ・ムリを省いて営業利益を追求することは組織戦略、経営利益を支払い金利に応用して資金を潤沢に保有することは財務戦略。なんと3戦略が融合していることを知り驚いた
  • 自分の仕事がいかに限定的であるかを感じた
  • 資金繰計画表の重要性を再確認した
  • 税金確保の計画を立てることの重要性
  • 財務戦略の考え方を間違っていた。今まで営業戦略で売り上げアップを考えていた

2.質問にお応えします

勉強会への質問

Q.経理をどこまでやっていいのかわからない。どこまで理解しておくことがベストなのか知りたい。

税理士に依頼するにせよ、経理の人を雇用するにせよ、経営者として経理の基礎知識と財務の仕組みなどは理解しておかなければならないものです。

Q.黒字にするためには役員報酬はゼロでも良いか?

報酬である以上、赤字ならばゼロでも構わないことになりますが、生活費や病気になった時の治療費などどのように捻出するのでしょうか?

他からの収入があるのであれば構いませんが、ゼロでは現実的ではありません。

全てに言えることは全体の調和を取ることです。

Q.経理、財務を任せる部分と社長の仕事との明確な境界線はありますか?

Q1と同じですが、会社の存続を左右する逼迫(ひっぱく)している状態での資金繰りは社員にまかせておくべきではないものと思います。

社員は責任を負えないからです。

Q.財務戦略の基礎を学ぶ上でお勧めの事はありますか?

出来れば商業簿記の勉強が必要ですが、
時間的に無理があります。

そこで最低限の知識として決算時の見方、特にBS、PL、などの仕組みは完全に理解する必要があります。

Q.長期計画と短期計画で最も重視すべき点は何ですか?

計画通りに達成することです。

もし達成できそうにない場合は事前に修正すること、つまりPDSサイクルの実践です。

分かり易く言うと「長期計画は遠いところにある目的地であり、短期計画はそれに行き着く方法や手段」であります。

Q.利益率が高ければ金額が少なくても積極的に獲得すべきか?

損益計算書全体で判断すべき問題です。

売上利益率が高くても一般管理費を捻出できなければ営業利益が黒字とならないので意味の無いものになってしまいます。

Q.収支及び資金繰計画表の売上の項目が2つある理由について

どの会社も複数の事業や販売品目があると思います。

その業種により違ってきます。売上構成は主に売上利益率によって分ける必要があります。

売上金額ではなく、売上利益率によって営業戦略を立てる必要があるからです。

Q.役員報酬に頼らない資金捻出方法を具体的に知りたい

様々方法がありますが、書面にするには憚(はばか)られるため口頭で説明します。

Q.設備を計上する上で資産計上及び損金計上の長期短期のバランスについて

まさに決算計画に沿い実行してゆくべきものであり、実行に当たっては戦略的思考が必要とされます。

将来の見通しをつけ、それに行き着く計画の基に目の前の問題を処理していくことになると思います。

それには白か黒かという硬直した思考ではなくどの程度の灰色までなら許されるかを判断できる柔軟さが必要になると思います。

Q.走り始めたばかりの経営者の場合、何から学べばよいでしょうか?

当勉強会にて学んで頂ければ最低限身につけなければならない知識と知恵を得ることができると思います。

12章で構成しておりますが、経営学の基本と経営のイメージ、経営者の品格、リスクの捉え方、クライシスへの対処、最終章は円満な閉じ方まで網羅しております。 

仏教で言われる、生老病死の法人版でもあります。

3.勉強会に対する要望を頂きました

勉強会へのご要望

Q.営業戦略をしりたい

第4章営業戦略で詳述していますのでお読みください。次期を楽しみにしてください。

Q.財務戦略を自分のケースでゆっくりと考えたい。(複数あり)

出来ればそれぞれの決算書等により財務諸表を作成する機会を設けたいと思います。

Q.財務戦略の基礎の基礎となる組織戦略を学びたい。(複数あり)

第3章組織戦略で詳しく説明しております。

Q.自然の法則を学びたい

自然とは「自ずと然り」と書くように全てのものが“なるようになっていく”と言うことです。そして自然が行われるには、必然性があると思います。

その必然性が真理であると考えています。

これを考荘思想では無為自然と言っており、道(タオ)と呼んでいます。道の道とすべきは常の道にあらず 道は常に無為にして為さざるなしなどが有名です。

本書の真理の探求もこの考え方が基本となっております。

Q.人事考果を学びたい

人事考果は社員一人一人の業務に対する貢献度、業績などを一定の基準で査定しそれを人事(賃金・昇進など)に反映する事を言いますが、正確に評価することは極めて難しく経営者のの最大の悩みと思います。

業績と人間性が調和のとれた評価をすることが大切と思いますが、評価する人、つまり経営者の品性により正しく評価できるかどうかが大きく違って来るものです。 

経営者の求める永遠のテーマと思います。

品性は第6章で取り上げています。

Q.会社を伸ばす為の具体的な戦略内容や例など学びたい。

第7章・経営計画書&再建計画書で学びます。

ご期待下さい!

4.要望や質問を頂きました

勉強会への質問やご要望

Q.逃した所をまた受けたいです。

一回を12章に分け 2回×6か月で行っていきます。

エンドレスで実施してゆきますので、引き続き何度も受講して下さい。

Q.時間が短く感じるのでもう少し長くても良いと感じた。

本来もっと時間をかけ詳しくお伝えしたいものですが、止むを得ず2時間に詰め込んでいます。

これから対策を考えたいと思います。

Q.スピードが早く追い付けない状況である(本日の様な深く考えたい内容において) 

その対策として

  1. 予めテキストを配布する
  2. 質疑応答を短めにして本編に時間を割り当てる

テキストは12章を一冊として11月中に製本完成予定です。

時間割当てについては充分配慮したいと思います。