1章 経営の基本・2章 経営の樹・コロナショックの捉え方

日時 :令和2年3月11日(水)

講師 :古川益一
司会 :金子秀久

1.皆様から寄せられた声 

①1章経営の基本、2章経営の樹について

  • 今回2回目の再度の学びで非常に腹落ち出来て良かったです。
  • 「知識と真理の違い」「会社経営と真理の関わり」を初めて意識しました。
  • 会社存続の重要性を明確に聴かせて頂いて大変ありがたく感謝しております。
  • 日本、そして私の周りが元気になる為に先ずは自社の足固めをしっかりしてまいります。
  • 「会社組織は営業と財務の両輪で動く」は面白い表現と思いました。
  • 「営業マニュアルは変化し続けるもの」
  • 財務は「融資を上手に使い、資産を貯えておく」ことも考えること。
  • 「信じないで疑わない」「紙頼み」を実践していきたい。
  • 私も「真理」を骨幹として経営しており今日のお話を聞き間違いなかったと改めて思いました。
  • 経営には思想、哲学、宗教、道徳を超えた絶対不偏の真理を追求し続ける事が重要である事を学んだ。
  • 借金に対して会社としての考え方が分かりました。
  • 人間として生まれた以上幸福の花を咲かせなければならない。 
  • 幸福の6つの花びら1.夫婦円満 2.親子円満 3.健康に恵まれる 4.生活に恵まれる 5.職業に恵まれる 6.希望に恵まれる を咲かすことが重要である事を学んだ。
  • どんな事をするにも準備を万全に行っていれば「いざ!」という時にピンチをチャンスに変えることが出来る事が分かりました。
  • 「営業」と「財務」と「組織」の3つの経営戦略のバランスがとても重要だと感じました。
  • 経営者としてのbeの部分が学べました。
  • 一番印象に残ったのは「品性」であり、やはり「品性を学ぶことが大切」と感じた。
  • 無借金は経営戦略としてNGである考え方は勉強になった。(複数あり)
  • 「資金繰りの考え方」「経営者の品性」「理念の重要性」を学べました。早速、収支計画表を作成してみます。
  • 改めて2回目の第一章を聞き“会社経営は夢に満ち溢れたもの”を意識できていないと思いました。
  • 色んな不安が多い中、真理をもっと勉強して行きたいと思いました。
  • 「八方を貫く」 はすぐに取組もうと思います。
  • 経営体系図が見えない状態に不安を感じている。
  • 経営理念の条件はその通りだと思った。
  • 「無免許でも会社経営が出来る事の恐ろしさ」と「経営はもらい事故が多い」ことを知った。
  • 「楽しい」は必要な事と重要な事の合成語。
  • 「異質化」は真理に基づくもの 
  • やっと第一章から講義を受けることが出来て1から勉強します。
  • 「足るを知ること」は持っているお金で満足出来れば金持ちであること(欲をかかないこと 頂いた分だけで感謝する)
  • 今回の初めて参加でしたが経営者とは結局は“人として”という部分だなと感じました。まずはそこから心がけていきたいと思います。
  • 「根の経営理念を育てる土壌は経営者の品性」はまさにそうだと思いました。 
  • 社長の品性がいかに重要かを学びました。(複数あり)
  • 経営の樹を育てることがとても印象に残りました。
  • 「社長業は自分の天職」という事は驚きました。
  • 経営の免許書を取得したいと改めて思いました。
  • 真理で考えると「売り上げは増やすものではなく増えるもの」「人は集めるものではなく集まるもの」真理は「物は上から下へ落ちるもの」なと単純化してゆくものと学びました。
  • 「矛盾解決人」は興味深い話でした。
  • 3つの決定として白と黒以外、「先延ばしする決定」がある事は大事だなと思った。
  • 「高く買って安く売って儲けよ!!」はとても驚きました。
  • 当社が今後何を主軸にしていくのか深く考え、異質化によりオンリー1を目指したいと思います。
  • 「会社経営を通して社会に貢献しながら人生を楽しむ」という言葉がとても良いと思った。
  • 無理なく無駄なく思いやりや真心をもって毎日過ごせば自然にお金もお客様もやって来ると思います。
  • 形あるものに縛られない生き方を目指す。

コロナショックの捉え方

コロナショックの捉え方

  • コロナショックはお金を借りるチャンスである事に気付いた。
  • 税金を払う意義が痛い程分かりました。(赤字決算は危機の時にお金を借りられる可能性が低くなる)
  • 借入には準備が必要であり、「銀行と良好な関係を築くことが大切」であることが分かった。
  • 先ずは銀行から融資の話を持ちかけられて迷っていましたが、借りよう!と決められました。
  • 決算の準備として数字の管理をキチンと常にします。
  • コロナの話はとても勉強になったが現状はお金を借りられないのでどう乗り切ろうか考えてしまっている。
  • コロナ不況を如何に乗り切るか?は銀行から借り入れを起こす。その為の準備として経営計画書を作成する。
  • コロナショックのピンチをチャンスと捉えて乗り切る勇気がでます。(複数あり)

2.質問にお応えします

経営者勉強会に対する質問

Q.借入をしても早く返済をしたいと思っていましたが、長期で返済した方が戦略的であるということでしょうか?

その通りです。借入は財務戦略の一つとして考えるものです。

財務戦略の主要な役割は安全経営とリスク管理です。

血液であるお金はいつも途切れることのないよう余裕を持って確保してゆかなくてはならないものです。

現在の金利は0.15%程度です。

つまり10,000千円のお金を12,500円/1ヵ月(10,000千円×0.015÷12ヵ月)の費用で利用するということです。

又、貸借対照表で分かるように借入金が現金や資産に形を変えてバランス良く整っていることを考えていれば不安になる必要はありません。

Q.新型コロナウィルスの社会的、経済的な影響はなぜこれほどまでに大きくなったのか?経営者としての対応策、具体策、財務戦略、新型コロナの社会はどの様な姿に変化するのか?

様々な人々が「それぞれ考えておりますが「先の分からない人間の宿命」故に誰一人として応えられる人はおりません。

それぞれが勝手に動いているためにコロナそのものの影響よりも人為的な影響が 甚大であり、世界の経済環境そのものを破壊しかねません。

従って対応策としても具体的なものは見当がつきません。

唯一出来ることは、体力をつけ社員が心を一つにして時の過ぎるのを待つしかないように思われます。

そのための体力をつけるために資金を確保すること、そして社員の心を一つにまとめることが重要と思います。

Q.ピンチをチャンスに変える為の大きなポイントは何でしょうか?

戦略的思考と真理の考え方により健全経営に生まれ変わります。

  1. 今日に至った経緯を振り返り反省すること
  2. 将来の姿を考え計画すること。
  3. 計画に沿い不退転の決意で実行していくこと。

この3つを守ることです。

本書第11章 再建への心構え10ヵ条を参考にして下さい。

Q.この事態に備え、余分に借入をすべきでしょうか?

先が見えない以上、借入金額が多すぎるということは無いと思います。

非常事態が終息して落ち着いてから返済すれば良いだけのことと思います。

Q.借入額は年間売上高の50%程度を上限と考えるのが良いでしょうか?

一般論として売上高の50%までは問題無く、100%以上になると経営再建は困難になると言われます。

しかし、使用使途により大きく変わるため一概に言えません。

貸借対照表により判断してみましょう。

Q.異質化とは経営理念と同じような意味でしょうか?

全く違います。

異質化によりオンリー1を目指す

ことが営業戦略の要です。

経営理念は見えませんが会社の根っこになるものであり、大きく地中に根を張ってゆくものです。

異質化はオンリー1商品又はオンリー1サービスとして形あるものとして世の中に出していくものです。

つまり経営の樹を繁らせてゆくものです。

この異質化は、経営理念を形にしたものとして、他とは根本的に性質が違うということです。

Q.現在設立3年目で一人で経営しています。社員を増やす事に抵抗があり悩んでいます。自社に「コレダ!!」というものが無いからかもしれません。

社員数にこだわる必要はありません

一人で立派に2年も経営しており必要ないものと思います。

会社の営業内容により必要な社員はまちまちで一概に言えませんが、経営者の器次第で集まって来るものです。

又、去っていくものです。

先ずは経営の基本を学び、自分自身の器と照らし合わせながら考えていけば良いものと思います。

「コレダ!!」というものは「異質化によるオンリー1」を追求することにあって産まれてくると思います。

Q.利益率について色々な業種があるけれど、どのくらいが正解ですか?又計算方法があれば知りたいです。

この質問は売上に対する利益率と思われますので売上利益に絞り、説明します。

本書43頁 3戦略が三位一体となった損益計算書の黄色の部分をご覧ください。売上利益率は売上利益÷売上高ですが業種によって様々です。

問屋さんのような商社は少なく、旅館業や飲食業などのサービス業は大きくなります。

業界での指標があると思いますのでそれを参考に自社の状況を加味して目標の売上利益率を決定して下さい。そして仕事に取りかかる前に実行予算書を作成してから、実行することにより、確実に目標利益を確保することが出来ます。

この売上利益率は多ければ多いほど良いというものではありません。

自社の利益とお客様の負担割合の調和を考えなければならないからです。

売上利益率とお客様の負担率の関係を考えてみましょう。

≪原価 売上利益率 売価 会社の利益 お客様負担率≫

  • 100円とした場合 10% 111円 11円 111%
  • 20% 125円 25円 125%
  • 30% 142円 42円 142%
  • 40% 166円 66円 166%
  • 50% 200円 100円 200%

この表のように売上利益率の高低がお客様に大きな負担を与える事が分かると思います。

「売手良し、買手良し」の調和を大切にしてあらかじめ決定した売上利益率を守ることが大切です。 

Q.売上が3か月後に上向く経営計画書を作った場合、銀行からその根拠を求められないか?

当然求められます。

売上のみならず全ての計画には達成への客観的整合性が必要となります。

計画書は必ず達成できるものでなければなりません。

つまり、「過去を客観的に分析、将来を悲観的に予測、楽観的に実行する」ことに尽きます。

本書第11章再建への心構え2条を参考にして下さい。

但しもらい事故により計画が狂った場合は、この限りではありません。

これから起こるであろうコロナショックの復合不況がこれに当たります。堂々と助けを求めましょう。

3.大学で学びたいこと

経営者勉強会で学びたいこと

1.営業戦略について学びたい。

第4章で説明します。

営業戦略とは自然に湧き出る泉の如く自ずと売れる仕組みを考える事」です。

2.組織戦略についてより知りたい。

第3章で説明します。

組織戦略とは「社員一人一人の力が重なり、助け合い、補い合う組織に調和の取れた発展が生まれる」と言われるような組織を作っていくことです。

3.財務戦略

第5章で説明します。「財務戦略とは営業戦略とともに車の車輪であり、同じ回転がないと前には進めない」ように、極めて重要なものです。

特に、今のコロナ不況を乗り切るには、財務戦略にかかっていると言っても過言ではありません。

4.社長が現場に出なくても利益の上げ方があれば学びたいです。

組織とは2人以上の集まりを意味し、それぞれが能力を充分発揮出来るようにしていくためにには組織戦略を学ぶ必要があります。

特に「社長でなくても出来る仕事は社員に任せていかないと、組織として育ってゆかないもの」です。

5.お金の作り方を学びたい。(ダム経営をするにはどうしたら良いか?)

第5章財務戦略で詳しく説明しますが、難しいことではありません。

要は金融機関から「借りて欲しい」と言われるような会社にすれば良いだけのことです。

6.後継者問題について解決したい。

経営者は人間としての寿命は有限であるにも拘わらず、会社の断続責任を背負わされています。(本章21頁及び25頁、社会責任)

経営者として最後の最も大きな仕事は後継者にバトンタッチすることです。

これは様々な問題がからみ合い、簡単に答えが出るものではありません。

しかし、その方法は必ず存在します。
最も良い方法で乗り切って下さい。

本章182頁、190頁、202頁などを参考にして下さい。

7.これから会社を創って行くための準備について知りたい。

初歩的な勉強会を別講座で予定しておりますので、
楽しみにして下さい。

8.全て学びたいと考えています。

大変うれしいことです。

当大学は経営に関する事全てを網羅して学びを深めてまいります。

共に学ばれるよう期待します。

9.古川先生の5年間のサラリーマン経験のお話を聞きたいです。

私は高校時代から人生の指針として「その場その場で一番を目指す」を揚げて生きてきました。

サラリーマン生活にあってもその与えられたポジションで一番になる事を目標に努力してきました。

第4章.営業戦略、68頁私の営業体験記録(1)~(5)として恥ずかしながら述べさせて頂いております。

10.次回リストラの方法をお聞きしたい。

本書、148頁 社員の再構成及び195頁 再建事例4を参考に説明します。

4.勉強会を通じて自社にどんな成長を望まれているか

勉強会を通じての成長

  1. 患者さんが自然と集まって来る治療院を目指したい。
    一つの例として本書821頁、店舗営業の心構え、を参考にして下さい。
  2. 社員が本当に心から仕事を楽しめる環境を作りたい。
    第3章.組織戦略で述べた一つ一つの相乗効果によって楽しい職場が出来上がっていくと思いますが、特に58頁 〈社長の社員に対する3つの約束〉が最も大切と思います。
  3. “八方良しを貫く”経営を通じて、社会性、公共性、公益性のバランスが取れた優良で健全な会社にしたい。
  4. 会社経営について少しづつ学んで行きたい。
  5. 経営者になった時のbeのあり方の確立やdoの部分の成長
  6. 自分の品性を備えることにより、利益を得ながら社会貢献をして行きたい。
  7. 自社を通して周りの方や地域を活性化、明るい希望を創って行きたい(複数あり)
  8. 一気ではなく徐々に成長する。そのために思いっきり経費を大胆に削減することを決意します。
  9. 単純明快な在り方で見えるものに縛られないで社会に貢献できる会社に成長する。

5.勉強会への質問や要望

勉強会を通じてのご要望

Q.本大学の理念に沿って経営の真理を追求する経営者を増やす活動をしたい。そのための具体的計画を実行を共に創り出して欲しい。

大変心強いご意見ありがとうございます。

世の中に多くある経営セミナーとは違った「異質化によるオンリー1」の確立など経営の真理により、皆様と一緒に歩んで参りたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

Q.経営を行う上で最も重要な事とは品性以外には何がありますか?

経営を一本の樹で例えるように品性は根を育てる土壌に当たり、最も重要な事です。

その根から幹が育ち枝や葉そして花が咲きます。そのように全てが一体となって経営の樹が大きく育ってゆきます。

従って全てが重要と言えると思います。

Q.声が聞こえない時があったのでマイクを使って欲しい(複数あり)

次回から対応します。

Q.開催時間を遅くして頂けると助かります。(例 19:00~21:00)そして開催曜日は(木)か(金)又は(水)か(金)の交互にして頂けると参加者の多様性が生まれると思います。

検討させて頂きます。

感想

とても分かり易くすっと話が入ってきました。教科書を予習してきて良かったです。     


多くの御意見を頂き、感謝申し上げます。皆様のご協力により本大学を充実して参りたいと思います。ありがとうございました。