日本社長経営大学 経営の真理と実践 名古屋校

名古屋校 事務局長の関上です。

コロナウィルスの影響により、しばらく対面講義を休講しておりましたが、先日6月1日に少人数で講義を行いました。

今回は、通常の講義に加えて、コロナショックに対する考え方についてもお話いただきました。

 


 

開催日:6月1日(月)

 

第2期第7回講義“経営計画書”

 

講師:古川 益一

書紀・レポート作成:関上 直人

 

 今回の講義は、前半にコロナショックに関する考え方とアフターコロナについて後半に第7章経営計画書の講義を行いました。

 

日本社長経営大学 経営計画書 名古屋校02

1部 コロナショックとアフターコロナ

 

1.コロナショックの対応への疑問

 コロナウィルスによる致死率はインフルエンザの25%に過ぎないと言われています。昨年インフルエンザが原因で亡くなった方は3,000人、関連を含めると1万人を超えています。

 インフルエンザでは、ほとんど騒がないのに、なぜコロナでこれほどまでに警戒し、経済そのものをめちゃくちゃにし、自殺者や行方不明者を増やさなければならないのか? その疑問は深まるばかりです。

 

2.アフターコロナ後の世界観

 地球は、一種の生命体として、800年周期で東西文明が入れ替わっているという説が脚光を浴びています。

 西はヨーロッパであり、東はアジアです。たまたま西暦2000年からの100年間が東西が入れ替わる大変革期であり、私達はその時代に生きてしまったことになり、否応なくその変化の波に呑まれる運命を持っていることになります。

 以下の図のように、1200年からのヨーロッパ文明が衰退、アジアの時代に移るようです。これは人類の歴史を一枚の大きな年表に書き込む中で発見されたもので、1990年頃にラビ・バトラ、日本では、林 英臣が発表しております。

 

日本社長経営大学 800年周期 名古屋校

 

 この西の文明から東の文明への橋渡しをする役割を担っているのが、我日本国であり、これからの世界をリードしてゆく立場にあると言われています。

 そしてその東の文明は、資本主義世界を崩壊させ、全く新しい考え方により、世界が生まれゆくというものです。その新しい世界の考え方の中心になるものが、日本の和の精神であり「調和の心」と言われています。

 この度のコロナウィルスは取っ掛かりにすぎず、これからが大変革の時代となるようです。私達が生きている間は変化し続けることになり、この考え方はどんどん広まって思います。

 

 

3.100年周期説

そしてもう少し短期的に見た場合、100年毎に世界に大変化が起きています。

直近では、1918年の第一次世界大戦時のスペイン風邪、そして日本では関東大震災、さらに昭和3年、アメリカに起こった世界大恐慌、これが遠因となり第2次世界大戦へと突入してゆきました。

それからちょうど100年後の今日、コロナウィルスが世界に蔓延、続いて予想されるのが世界恐慌、そして第3次世界大戦、さらに南海トラフ地震が加わることも予想されます。

考えただけで恐ろしいシナリオですが、「歴史は繰り返す」ことになる可能性は否定できません。私たちもその覚悟を持つ必要があるように思います。

 

 

4.ゼネラリストとしてのスペシャリスト

今、経済が混乱している原因の1つに、専門家の考えを重視していることが挙げられると思います。

 本来、日本全体を見てコロナ対策を講じなければならないはずなのに、コロナ対策の弊害が日本全体を壊しております。まさに「木を見て森を見ず」の例えどおりです。

 この時代を乗り切るには、経営者としての3つの目が必要です。
「鳥の目で全体を俯瞰」「虫の目で細かく分析」「魚の目で流れを読む」目を持ち、日本は良い方向へリードしていかなくてはならないと思います。つまり、ゼネラリストでなければならないと言うことです。

 

ゼネラリストとしてのスペシャリストとは、「全体を見れる専門家」です。

多くの専門家は、1つの事だけしか見れません。医療なら医療のみ、教育なら教育のみ。そうではなく、医療の事も教育の事も他の事も全体を見て判断、実行していける人。これは経営者の持つ経営感覚というものです。

そして、どちらかを立てるとどちらかが立たない、この矛盾を解決するには、真理に基づく考えが必要と思います。

今、経営者はコロナ対応政策に苦しんでいます。特にコロナの救済策を受けられない経営者は、大変苦しい状況です。

 

これから倒産が増え、自殺者も増えていくことと思います。世の中の情勢、施策に目を向けていただきたいものと思います。

様々な事が起きる中、全体を見れるように、正しく見る目を養っていただきたいと切に願います。

次に、若い経営者の皆さんに対するエールと心構えをまとめてみました。

 

 若い経営者 エール

5.若き経営者への提言

「今の混沌としている世界情勢の中で、イデオロギーも宗教もサイエンスも政治も経済も全部超えて、全部を矛盾なく説明できるようなそういう壮大な座標軸が必要だ。そういうものができなかったら、地球は危ないのではないか」

稲盛 和夫

 

「ようやく長過ぎた過渡期が今終わろうとしています。新たな政治の枠組みが模索され、企業経営者も成長一本槍だけでなく、経営者の使命とか志を求め始める、新たな時代の萌芽が生まれています」

 

「私が今、企業を起こしているのは、新しい文明や新しい時代を作るためにやっているのだ」という天命・自覚を持った経営者が立ち上がる時。

 

「目に見えるものだけを相手にするという考え方、そのシステムそのものが老化して行き詰まる。その段階に入っている」

 

「資本主義が物質主義と科学信仰の産物だとすれば、次にくるのは精神主義、モノをもっと活かせるよう、心のあり方を大事にする共生文明。すなわち東洋文明そのものです」

 

「資源に頼らず、清貧の生活を営むような世界、足るを知る精神状態を持たなければ、これからの時代は生きていけないのだ」

 

「これは昔の話だけど、今だったらどうするかを考えなさい。昔起きた事件だけども、これが今だったら君ならどうする。常にそういう思いで歴史を勉強しなさい」

吉田 松蔭

 

6.大変革を乗り切る心構え10か条

 

1.大変革の時代に生きる覚悟を持つ

2.世界情勢の流れを掴む

3.自社と人生の原点を確立する

4.社内ファミリーをつくる

5.異質なオンリー1商品により一品突破、地域密着を計る

6.潤沢な資金を用意する

7.固定費を下げ、変動費化を計る

8.人生プログラムを作り、有限の人生に備える

9.形の世界から心の世界へ目を向ける

10.「足るを知る心」により、心の富者を目指す

 

 


 

2部 経営計画書

自分自身と自社の現状を把握、将来を見極めるためには経営計画書が必要です。

日本社長経営大学 経営計画書 名古屋校01

 

1.作成の意義

1.経営者として自社の現状と将来の姿を知るため

経営者として、まず自分のために作りましょう。

現状を知り、将来への見通しを立てると自信をもって経営できるようになります。

 

2.社員に対して「社員として出来ること」に自信を持たせるため

社員に対して、ただ頑張れというのでなく、将来こうなるという事を知る事で、全社員が一心同体となり社内ファミリーが出来上がってゆきます。

 

3.関係者に対し、自社の現状と将来の姿を知らせることにより、安心して協力する心を得るため

銀行マンの悩みは、隠し事されてしまうことであり、正直に言ってくれる人を優先してくれるものです。

もちろん、お金を借りる資格を持っている事が前提です。

 

計画書作成時の内容のまとめ方は、5W2Hが基本です。

 

 

2.経営計画書の条件

1.誰が見ても納得を得られる客観的整合性を持っていること

2.会社が良き方向へ流れていくストーリーが目に浮かぶものであること

3.社長の強い意志とともに、一心同体となった社員の調和する姿が思い描かれ、「協力したい」と思わせるものであること

4.事業は失敗するものという考え方を基本にし、必ず成功するのではなく「成功する可能性を持っているが、仮に失敗しても修正できる」ことが伝わり、安心して読めるものであること

5.社会に役立ち、地域社会に貢献する計画であること

 

多くの経営計画書は、数字の羅列が並んでいるものばかりです。

まず、経営者自身の気持ち、決意をお伝えし、自社の現状を紹介、何のために今の事業をやっているのか? など、経営理念を基本とした格調高いものでなければなりません。

 

 

3.夢を持たせる計画書

再建コンサルタントとして、多くの会社を訪問する度に、様々な経営計画書を見かけます。しかし、さすが!!と感心させてくれるような計画書に出会った事はほとんど ありません。高名なコンサルタントや診断士であっても同じです。

過去の分析は正確に行えても、将来の見通しとなると素直に受け入れられないものばかりです。

なぜか? それは、経営そのものを実際に体験し、とことん苦しんだ経験がないからと思います。

経営計画書は、作れば良いのではなく、その行き着く先の結果に責任を持てるもの でなくてはなりません。誰がみても納得でき、その結果が楽しみを与えてくれるよう な夢を持たせる計画書でなければならないと思います。

 

会社が経営不安に陥る最大の要因は、経営者が自社の状況を把握していないことです。
そのために、必要以上に不安になったり、悪化している事が分からずにずるずると経営不振に陥ったりするものです。

経営再建の依頼を受け、まず手を付けることは、過去3カ年の決算書の分析をし、問題点を探りながら、将来を予測します。その予測により、危機感を持つことで、改善や改革の重要性を意識することができれば、会社は上向くものです。

経営の樹を育てるが如く、根から幹、枝へと整えていくことにより、自然に回復してゆくものです。

倒産寸前の会社が急に上向く姿を目の当たりにして、私自身も驚いています。

 

講義の後半では、すでに完成している経営計画書(岩川設備様、BOOST様)をお手本にして、具体的な計画書作成のお手伝いをしました。

 

日本社長経営大学 経営計画書 名古屋校03

 

講義終了後は、一部の方で懇親会を行いました。

コロナウィルスを考慮し、6人ほどの少人数となりましたが、近況のシェアや本日学んだ事を更に深める話など、楽しい時間を過ごせました。

また、利用したお店のサービスでプリンに文字入れをしていただけるとの事で、「経営の真理と実践」を入れていただきました。

 

日本社長経営大学 経営の真理と実践 名古屋校

 

個人的に、経営・真理を基に講義を行っているため、真面目な感じが多いですが、このようなゆるい形で示してみるのもたまには良いかなと思いました。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の開催日は、6月15日(月)となります。

 

 

名古屋校 事務局長

BOOST

関上 直人