【東京校 第2期】4章「経営戦略」

日時 :令和2年7月22日(水)18:30~21:00

講師 :古川益一
司会 :金子秀久

コロナの感染が心配される中、10人の方が参加して下さいました。

01.皆様から寄せられた声

  • 弱者の営業戦略を教えて頂き、少しでも留意し会社を強くして行きたいと改めて思いました。
  • 経=筋道。経費とは会社を生かす大切なものとなることを知った。
  • 感動開拓が出来るよう、徹底したフォローを考える。
  • 武器を持つことが重要。
  • Swot分析を徹底的にやろうと思いました。
  • 簡単なことをやり続ける。
  • 報、連、相を具体的に計画することで、お客様に安心を与え、信頼に繋がり口コミによって広がるのだと勉強になりました。
  • 経費は会社を存続させるため守るためだと学ばせて頂きました。
  • 多柱化という考え方に対して、自分の会社の軸をベースにして少しづつ増やし、何かの影響で無くなったとしても潰れない体質にすることの重要性を感じました。逆に多角化のリスクを感じました。
  • ドラッカーが営業とマーケティングの違いについて、営業は「売り込み」マーケティングは「売り込まず売ること」と言っていますが、先生のお話を聞いてまさにマーケティングだなと思います。私もマーケティングを学んで実践してから顧客がいないという不安は無くなりました。受注残を見ながらインターネット広告を出したり引っ込めたりして常に一定数の受注残をコントロールできるようになりました。マーケティングは重要です。
  • 4章を学ぶことで客観的に自分が歩んできた経営を見つめられました。お客様のためにと思い色々な事をやってきました。その結果お客様が他のお客様を紹介して下さり自然と売上が上がりました。このようにして自分がやってきた事が感動開拓だったと思います。それがいつの間にか売上重視になり今の苦しみがあると感じます。このことをもっと早く知っていたらブレーキをかけられたのかも知れません。これからは勉強していきたいと思います。
  • 自分の武器を持つ。多角化はだめ。多柱化:同じものをみんなで支える。先生に前にお手紙を書くと良いとお聞きしてから、お客様に書類を出すときにお手紙を入れて出すようにしたところ、お客様からお返事をいただいたり、お礼のお電 話をいただいたりするようになりました。
  • 私の武器は記憶力(お客様の事は全ておぼえています)むずかしい事は出来ないけれど、笑顔でお客様へ対応する事で心をひらいてくれた お客様がいたり、感謝していただいたりします。素直な心でお客様に向きあうことですね。先生から大切な事をたくさんおしえて いただいています。感謝です。ありがとうございました。
  • 多柱化とは多角化ではなく屋根(理念)をみんなで支える大切さ。

以上、今日はとてもすばらしい、
息深い感想を頂きとてもうれしく思います。

当大学による学習が少しづつ浸透していくのを感じております。

02.質問にお応えします

経営者勉強会での質問

Q.異質化とはどういうことか?

異質とは質が違うということであり「出発点において根本的に違う」ということです。

つまり、会社の根本である経営理念に基づいた経営をしているか、どうか、ということになります。

私は建設業を営んでおりましたが、理念として「幸福を育む住まい造り」を掲げていました。その為「お施主様の幸福に結びつかない住まいは、お施主様の希望であっても造らない」と固く決めていました。

その意味での異質化ですが、これは差別化に対しての言葉であって本来は「本質化」と言うべきものです。

Q.大きくなる時は黙っていても大きくなる。私の器が未熟なのか弊社はその日がいつなのか、とも思います。

会社を大きくすることと成長とは違います。

成長とは、

会社の大小とは関係なく無理なく調和を保って経営することが出来てゆくこと

です。

具体的には本章22頁対境責任を全うしていくことです。

その日はいつなのか?ということですが、そのことを気付いた瞬間がその日になります。

私は 「いかに苦しんでいようとも、その日のうちに再建出来る」 と言っておりますが、まさにこのような考え方です。 「再建計画を作ることが出来れば時間の差はあれ、心は再建出来たと同じこと」 になります。

Q.今、手数料商売に移行しつつあります。お客様とお客様との間に立ち、売買が成立することで手数料を頂ける...なかなか運にも左右されるとも思い売上などの予想を立てにくいことが悩みます。どう読めばよいのでしょうか。

大変難しい質問です。「知識」で考えると先の不安を抱えて経営してゆくことになります。

しかし「真理」で考えると将来への不安は消えてゆきます。
形ではなく心の世界で考えてみましょう

経営者一人一人には器というものがあります。その器に入るものであれば努力しなくても自然に入るものです。しかし、器以上のものであったり違うものを入れようとしても入るものではありません。

コップなら水、笊(ざる)蕎麦なら蕎麦です。しかし穴が空いていたり壊れていたら入って来る訳はありません。

大変難しい真理ですが、私は52歳よりこの真理が成り立つものか、ずっと試し続けています。テキスト79頁及び81頁~85頁を参考にして下さい。

Q.経営者の心の器の基準はどのように図りますか?

簡単に考えてみましょう。

心の器に合っているかどうかを自分に問いかけて下さい。

  1. 仕事が楽しいですか?
  2. お客様から愛されていますか?
  3. 社員と楽しく仕事が出来ていますか?
  4. 将来について心配ありませんか?
  5. 経営収支は黒字ですか?

この5つの問いに対しYESと答えられる経営者は、心の器に沿った経営をされていることになります。もし、NOと答えられた場合は何故なのか?を反省・考え直す必要がありそうです。

テキスト173頁「逆も真なり」を参考にチェックしてみて下さい。

Q.紙脳口ショーの脳とは、どのようなことでしょうか?

脳は頭脳のことです。

脳は頭の中にあって精神の働きのもとになる所です。精神の働きとは知識、見識、胆識、それを支える真理の探求経験すべてが含まれます。

具体的には6章経営者の品性に集約されると思います。

Q.仕事が増えた時、人数がいないと不測の事態に対応できないです。どのように考えていけばいいでしょうか?

需要と供給のバランスが問題です。

いかにして調和を取りながら対応していくか?ということと思います。

外注を増やすことも必要ですが、一心同体となった外注先でないとトラブルを引き起こすことになります。経営理念を共有しながら少しづつ増やしていくことにより深く考えなくても自然に体制が整っていくことと思います。

つまり社長自身の 「心の器」 に行き着きます。

Q.多柱化していく上で、過去にお客様から要望が多く解決して差し上げた際に喜ばれるサービスを柱として増やしていくべきなのかどうか

その通りです。
すばらしいことです。

お客様が喜ばれたサービス程、確立した柱に育ってゆくものと思います。

Q.20:80の法則で30:70の会社なら業績はあがるか?下がるか?

この法則はべき乗則と言われるものであり、世の中に平均化されない法則があることの一例です。

従って業績の上下の問題ではありません。

仕事の効率性を見る基準として理解して下さい。

03.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えて下さい

経営者勉強会で学びたい内容

1.メンタルモチベーションを学びたい

メンタルモチベーションを精神的にやる気を持たせる組織運営のことと訳せば「社員一人一人が楽しく働ける職場を如何に作るか?」 ということと 「運営をどうするか?」 という事になるものと思います。

これは前回学んだ組織戦略そのものがメンタルモチベーションにつながります。

一例で言うと、ホーレンソー運動で相談を上手に活用するコミュニケーションの取り方などです。

上司が部下に命令するとき先ずは 「相談」 という一つのクッションを入れるだけで 受ける側のモチベーションはずい分変わるはずです。

重要なテーマとして改めて学びたいと思います。

2.毎回とても勉強になっています。取り敢えず全章網羅的に一通り学びたい。

本書は会社設立から倒産までを 「生老病死」 としてストーリー性を持たせ真理としてまとめています。

全章理解して頂ければ経営に対する自信がぐっと深まるものと思います。 しかし、あまりにも欲張ったために広くなり過ぎ、まとめきれないことも事実です。

Q&Aのように皆さんからの声を頂きながらより深い内容に高めてゆきたいと思っています。

どうぞよろしくお願い致します。

3.家相学に興味があります。

8月から第1・第3水曜日6時半からの勉強会前の4時から定期的に、「風水家相塾」として開く計画です。

家相学の原点となる陰陽五行思想、そこから派生する老荘思想、易教、九星気学などはプロ経営者必須の学問です。是非参加して下さい。

4.自社にどんな成長を望まれていますか?

  • 小さくても強い会社にしたい。
  • いかに現状を維持して長く経営していけるか。
  • 顧客に提供する価格、クオリティを下げてしまう恐れがあるので成長に頭が向かない。また今は大変幸せなので、成長意識があまり湧いてきません。
  • お客様が本業以外でも喜ぶものを提供し心の絆をつくっていくこと。

いずれもすばらしい考え方と思います。

このような会社は不況に強く底堅い経営をされていくように思います。

コロナショックに翻弄されている今を乗り越え、追って迫り来る不況に耐える力を身につけなければならない重要な時です。


次回も多くの参加者をお待ちしています。

ありがとうございました。