財務戦略

日時 :令和2年8月5日(水)18:30~21:00

講師 :古川益一
司会 :金子秀久


梅雨が明けた猛暑とコロナ自粛の中、前回同様20人の方が参加して下さいました。又、本日から勉強会前の16:00~18:00 風水家相塾を開くことになりました。

01.皆様から寄せられた声

  • 「実行予算」を作成していなかった。秦先生からも作る必要性を教わりました。何とか早めに取組みたいと思います。
  • 財務は会社の血液、生命を吹き込むもの。「実行予算書」 の重要性を秦先生のコメントからも 「日本の会社の黒字は3割、しかし実行予算書を作成している会社は5割が黒字」 であることを知った。
  • 財務戦略を実務に沿って教えて頂き、ものすごく役に立つと思います。ありがとうございました。
  • 税理士には無い柔軟な発想 「創税」 という考えは素晴らしいです。
  • お客様に感謝されない仕事は断っていきたい。
  • 毎回財務の事は考えさせられます。工事前の実行予算書は赤字にならない様、黒字になりすぎない様気を付けています。
  • これから売上は上がらない中、いかに固定費、変動費を減らして、忙しくしないでもやっていける会社にしたいです。
  • 売上を上げる努力をするより、売上利益率に比重を置くことの重要性を改めて理解することが出来た。
  • 「代表相談役」 の発想を聞き事業を始めた時を思い出した気がします。原価率を下げる事がずっと課題でしたが、心に答えがあるとは思いもよりませんでした。
  • 人と人とで活動する会社であるからこそ感謝の気持ちを忘れず常に貢献する意識を持ち続けたいと思いました。
  • 財務は大切。重要!!先生の教えを完璧に出来るように日々勉強、行動します。
  • 原価を下げる方法は 「代表相談役社長」 として相手を思えば原価は下げられる。下請会社は協力会社と言い、社員にも業者にも相談すること。人と人とのつながりは大切ですね。
  • 財務は本当に大事。会社はどんな事にお金を支払っているのか?経費はいくらかかってるのか? 徹底的に見直す事。売上げを伸ばすのではなく、利益率をあげる。財務部分が何に使われているか分かれば、売上げが分かった時点で、経常利益が分かる。そうなると、会社にいくらお金を残せているか、把握できることが分かりました。いつもありがとうございます。

02.質問にお応えします

経営者勉強会への質問

Q.秦先生のお話しの利益を上げる方法として 「売上を4.2%伸ばすのと原価を2.8%下げるのと同じ」 と聞きましたがどちらが難しいですか?

売上を上げるのは誰か?
原価を下げるのは誰か?

を考えれば即答えが出てきます。

  • 売上を上げて下さるのはお客様の心です。
  • 原価を下げるのは社員と協力会社の力です。

このように考えれば社内の努力で原価を下げる方が簡単であることが理解できると思います。

売れる売れないはお客様が決めることである

です。

Q.今はお金の借り時と言いますが、3~4年後に金融危機になった時、金利がはね上がったりしませんか?

今のコロナショックは一面コロナバブルでもあります。従来なら貸付対象にならない会社であっても、政府の方針により、甘い審査基準で貸付けています。

このコロナショックは今後どのように展開してゆくか分からないので、どのような形になっても乗り切って行けるよう、お金は借りておく方が賢明です。

ご指摘の金利アップですが、ほぼ間違いなく上がって来る筈です。

平成元年のバブルショックの時は8.5%まで上がり、倒産する会社が続出しました。従って金利が上がる前までに強い経営基盤を築き、いつでも返済できるようにしておくことが重要です。

お金が入るとどうしても気がゆるみ、使い過ぎる傾向になります。

そうならないように気を引き締め、公私混同にならないよう常に反省することが大切です。

Q.人罪の定義というものを具体的に言うとどのような事になりますか?

人財、人材、人罪の内 人罪と断定することは大変難しいことです。経営者の品性により、人財になったり人罪になったりするからです。

つまり、その人の良い所を見て伸ばしてあげられる経営者の元には人罪はいないものです。

第6章で改めて学びましょう。

Q.デイサービスを経営してますが、売上は国で決まった介護保険報酬で上限が決まっております。人件費に関してスタッフの数をきめられているため下げられません。結果、人件費率が60~70%となっていて、65%以下で黒字、それ以上だと赤字です。40%は不可能でせめて60%以下を目指してますがどうしたものでしょうか?

人件費比率は販売管理費内の人件費÷売上利益です(P111頁参照)。

このスタッフの場合は、労務費であり売上原価になると思います。販売費の人件費は、スタッフを管理したり事務作業をする人達の給与です。

従って労務費を業績給として変動給化させることができれば人件費比率40%は達成出来る筈です。

Q.会社経営当時の古川先生が経常利益は100万円と決めていて、後は社員に還元していた点。会社の資産は税金全て引いた金額で100万円残していたのでしょうか?年々100万円ずつストックされていたという事でしょうか?会社にお金をより多く残すという選択技は経営手法としてはよくない?という事でしょうか?

あくまでも経常利益で100万円ということです。

その頃会社にお金を残す、つまり社内留保や投資などの考えは一切ありませんでした。

会社にお金をより多く残す選択枠は経営手法として良くないことではありませんが会社へ残すことと社員への還元のバランスの問題です。社員を会社の財産と考えれば利益を人件費として使うことにより、より多くの財産を産むことにつながっていくものと思います。

会社の財産として形あるものは必要最低限で済むことです。

形のないものとして「社員と一心同体となった団結力」 こそを求めるべきものとの考え方です。

03.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えて下さい

経営者勉強会への質問

1.給与高留まり解決法 (人件費比率40%にする方法)

先ずは経営計画書を作成することから始めて下さい。

経営計画書の重要性は140頁にあるように自社の現状と将来の姿を知らせ、社員として出来ることに自信を持たせることにあります。

経営計画書は木を育てるように

  • 根 (経営理念)
  • 幹 (経営方針)
  • 枝 (組織、営業、財務 各戦略)
  • 葉 (戦術)

とまとめてゆきます。

この中の組織戦略が社員一人一人のモチベーションを上げる方法であり、財務戦略が社員の給与構成と支給方法です。

モチベーションを上げるには58頁の快適職場の作り方と3つの約束、そして給与構成は、110頁人件費比率重視の収支計画を説明すれば、人件費比率40%は守れるものと思います。

2.売上利益率を確保する為の協力会社との具体的な相談方法を知りたいです。

一つの例として、お互いの話し合いの物差しをどこにおくかによって違ってくるものと思います。

いかにして利益を上げるかではありません。

経営理念に沿い、いかにしてお客様に喜んで頂けるかを共に考えていかなくてはなりません。

そのための心構えは 「高く買い安く売って儲けよ」 (39頁) に他なりません

大変難しいことですが、知識ではなく真理として捉えれば悟れていくことと思います。

少しづつ勉強してゆきたいと思います。

04.自社にどんな成長を望まれていますか?

  • 従業員と一体になって経営すること。
  • 徐々に体力を使わずに仕事をしていく様にしたい。段々体がきつくなってきたので売上は低くても困らない会社にしたい。

経営理念はつくりました。あとは銀行に説明できるように財務諸表を作ります。

注意したいのは銀行は 「財務諸表だけで判断をするのではない 」という事です。経営理念は根です。根から財務へ行くための幹 (経営方針) 財務を必要とする2本の枝 (組織戦略、営業戦略) が揃わないと、総合判断をしては頂けないことを忘れないで下さい。

長く地域に貢献できる会社にしたいです。

地域と共に発展する、地域オンリー1を目指せば自ずとナンバー1となって行くものと思います。

05.質問、ご要望などお聞かせ下さい

生徒のディスカッションやグループワークがあるとさらに気づきが得られるかなと思いました。

ありがとうございます。早速検討させて頂きたいと思います。

風水はやはり楽しすぎます。

ありがとうございます。しかしながら、風水の本当の楽しさはこれからです。今は風水全体の根本思想である陰陽思想と五行思想を学んでいます。

これは全ての考え方の根本的な思想ものです。これを学んだら様々な分野に発展させていきたいと思います。

  1. スモール風水による家づくり
  2. 年廻り、方位などの気学
  3. 風水による都市づくり
  4. 無為自然を説く孝荘思想(経営者が最終的に行き着く考え方と言われています。)
  5. 易経 (様々な環境変化に対し流れにのまれず流れに乗る極意)

などです。

楽しみにして下さい。