経営者勉強会「経営者の品性」

日時 :令和2年8月19日(水)18:30~21:00

講師 :古川 益一
司会 :金子 秀久


経営者の品性は経営者の樹を育てる土壌に当たります。全12章中 最も重要なテーマであり、活発な意見を頂きました。

01.皆様から寄せられた声

① 経営を学んできたわけではない上に「品性」など今まで言葉ぐらいしか知らずに来た私にとっては非常に詳細に分かり易く表わして頂き、よく理解出来ました。

「知識」よりもまず品性」 を意識して行きます。経営者はつくづく真理を学ぶべきと思います。

A.「知識には限界がある。物事はすべてが順調にいくという強運の持主にならなければ安心の保証はない」 (本書 135頁)と言われます。

毎日毎日が変化の中にあって「安心の保証」を得ることは経営者に取って何よりの財産と思います。

私はその財産となるものが 「品性」 であることを多くの経営再建の場に於いて味わってきました。もちろん知識も必要ですが、知識とは品性があって初めて生きるものです。


②陰陽五行思想をもっと学んで人に伝えられるようにして行きたい。


③心のあり方、品性について、指導する心構えに慢心があったと思いました。


④品性とは?この言葉は常に頭において日々過ごしています。今の経営方針は 「売上を伸ばすよりも内部経費の削減」 「ご縁のあったお仕事は真摯に行う」 「元請さんに恥をかけない仕事をする」 などこれらを行っている中で会社がゆったり運んでおり、問題なく経営することが出来る様になりました。


⑤社長の品性を磨くには道徳、哲学、思想をひっくるめて人柄を高めて行くことが重要だと改めて思いました。

「道」 を勉強し、老荘思想を学び続けていこうと思います。


⑥自分の能力を人のために活かさないともったいないと思いました。


⑦自己愛と他者愛のバランスを取ることの重要性を感じました。


⑧感謝の考え方を 「今を受け入れる広く大きな心」 と聞き、今まで自分に対してやってくれたことに対して使っていたと反省しました。


⑨経営者の品性としてまず試しに実践すべき事は 「公益性=公共責任」 と考えました。

そして小さな至誠の積み重ねがチャンスやピンチの時に大きな 「逆・至誠」となって自分を助けてくれるものと確信しました。

A.当大学のテーマである 「経営の真理と実践」 を一言で言い表して下さり、感激しました。

「逆・至誠」 も言い得て妙と思います。吉田松陰で知られる孟子の言葉「至誠にして動かざる者は未だこれあらざるなり。誠ならずして未だ能(よ)く動かす者はあらざるなり」 が浮かんできます。

意味・どんなことでも、誠心誠意つくせば必ず動かすことが出来る。しかし、不誠実に物事にあたれば何ものをも動かすことは決してできない。


⑩これまで沢山の経営者とお会いしてきましたが 「品性」 という見方で判断したことが無かった。

今日は講義で気付くことが出来て良かったです。


⑪これから経営して行く前に 「心の自己愛」 を探求して自分自身の 「経営者の品性」 を高めて行きます。


⑫陰陽五行思想の流れに沿った考え方や行動も経営に反映されてくるなど、人としての生き方がそのまま会社経営にもつながってくることが、おもしろいと思いました。

紹介頂いた本も大切に読み続け、実践し続けて行きたいと思います。

A.「真理に生きる」 とは 「学べば学ぶほど自分の人生が引き上げられてゆくことです」 そして 「人間というものは品性を高めていくことによって隠れていた能力が発揮できるようになっていくものです。

また思いもかけないような知恵が湧き出てくるものです」 と言われます。


⑬今日の第1部陰陽五行思想から学んだ事が全てに於いて根底にあると感じました。

物事、する事、覚える事、全ては土台を学ばないと本質が分からないと思います。逆に土台部分が理解できれば当大学の本は表面的でなくなり、何度も読み返さなくても理解出来るようになると思います。

A.そのとおりです。「真理を学び、社会の姿を見抜いて「人生」歩む我を目指せよ」 です。(本書135頁)


⑭表面の努力は無駄で根本を知る事、そうすると漢字の意味が分かるようになると思いました。

02.質問にお応えします

経営者勉強会への質問

Q1.徳を積むためには日々何を意識すると良いのでしょうか?

様々な回答があると思いますが、私なりに一言で申し上げると 「自分自身を大切に生きる」 ことに尽きるように思います。

自分を大切にすることにより、周りが良くなることを意識した生き方です。勘違いしてはいけないのは 「自分を大切にする」 ことと 「自分だけを大切にする」 ことは違うと言うことです。

私は今まで人に迷惑ばかりをかけて生きてきました。その償いの為には自分の人生を世の為、人の為に活かすことを心の中心に置かなくては申し訳が立たないと同時にもったいないと思って生きています。

この意識が経営者一人一人の生き方にあって、経営理念という形で表わされて実践していくことが徳を積むことに繋がっていくように思います。

Q2.もっと品性を磨く為にはなにを勉強すればいいですか?より深いレベルで真理を学びたい。

質問の中に答えが入っています。

真理を深く学ぶことが一番の近道です。しかし真理を学ぶと言っても知識を学ぶこととは全く違います。

知識は吸収することですが、真理は自分の生き方の基本に置くことであり、悟ることを要求されます。「真理を学び、決めつけず、押しつけず、かかわり過ぎず、流れに乗って生きてゆく」 ことと思います。

それは自分の人生を自然に合わせることであり、それ程難しいことではないと言うことが最近になりやっと分かり始めてきました。

私は経営者としての経験は45年ですが、この真理が悟れれば、経営は難しくないことを自信を持って言えるようになりました。

Q3.風水家相塾は今日で3回目かと思いますが、どうしても参加できません。後から閲覧は可能でしょうか?

真理の考え方の基本となるものが、風水家相の根本を貫く陰陽思想であり、是非参加して頂きたいと思います。

LINEに講義録を載せましたのでどうぞご覧下さい。

Q4.品性を高める為に行なったその日の事を日記に記録し、常に振り返る事を習慣にする事は有効ですか?

読書は充実した人間をつくり、書くことは正確な人間をつくる」 と言われます。

そして書くことにより、自分の考えを整理、確実なものにしてゆくことができます。

さらに後に問題が発生した時に最も頼りになるものになります。このように経営者である以上、克明な日記を付けることは必要最低条件です。

日記帳はその日の記録だけでなく、その時々に考えたことを空いたスペースに書き込み埋める習慣になると続けられるようになると思います。私は 「古川式日記帳」 を勧めています。

Q5.死に近づいていることの受け入れ方を詳しく伺いたいです。

会社の死についてお応え致します。

経営者は人間と法人と2つの人格を持っています。

法人の死は 「倒産」 と言い「法人と言う人格を倒し人間としての新しい人生を産むこと」 です。つまり新しい人間本来の人生の門出に他なりません。

もし人生をもう一度新しく、それどころかちゃんと自覚して始めるとしたら?すでに生きてしまった一つの人生はいわゆる下書きで、もう一つのこれからの方が清書だったら?(本書237頁)

この言葉のように会社の死は、悲しむことではなく新しい人生の出発と思えば未来に希望が湧いてくることになります。

本書12章倒産による人生再建(11月第3水曜日)で学びましょう。

Q6.「一日を大切に思えていない」 と感じている場合、大切にするための先生の考えを伺いたいです。

「人は死に向かって歩いている」 ことを自覚しているからです

一日生きたことは一日死に近づいたと同じことと自覚すればのんびりしたことは言っていられません。折角の幸福な人生を無駄に過ごしたくない。もったいないことをしたくない。と強く思っているからです。

Q7.「経営者の品性」 は難しいテーマだと思います。その中で(人を恨まず過去を忘れ流すことができる人)とはどのようにして過去の出来事をバッサリと断ち切るようになれたのかを知りたいです。断ち切れるようになったきっかけや出来事を教えて下さい。

形の世界の欲を捨て心の世界の欲を求めることに貧欲になろうと思ったからです。

形の欲とは、金、財産、地位、肩書、見栄などです。心の欲とは自分自身の人生、生き方を大切にすることです。

つまり折角の人生を大切にして生きたいと願う心のことです。

人生を大切にするということは 「人間として咲かせなければならない幸福の花」を咲かせるということです。そのように思った瞬間に過去の形を求めてきた欲と決別することが出来るようになりました。 

そのきっかけとなった出来事は、本書倒産による人生再建事例(253~255頁及び244~245頁)をご覧ください。

03.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えて下さい

経営者勉強会で学びたい内容

財務戦略です

第5章で学びます。

経営計画書・営業戦略  

第7章 次回です。 第4章です。

漢字の生い立ち、成り立ち

その都度取り入れてまいります。漢字は哲学の宝庫と言われます。楽しみにして下さい。

風水、陰陽五行思想は断続でお願いします。

「陰陽五行思想を知らずに日本の文化や歴史、そして現代も本当に理解したとは言い難い」 と言われる程、日本人として知らなければならない思想です。これからテキスト作成に着手します。

皆さんと共に、当日本社長経営大学の必須学問にまで高めてゆきたいと思います。

04.自社にどんな成長を望まれていますか?

  1. 皆で成長して望まれる会社になりたい。
  2. 自社の理念の達成を目指して世の中に貢献できるようにする。
  3. これからこの勉強会にどんどん参加して成長してゆきたい。
  4. 勉強会に備え、まずは陰陽五行思想、易経、老子荘子を読み込みます。

05.質問、ご要望などお聞かせ下さい

  1. 水曜日は週中日なので、出席がむずかしい。金曜日に戻してほしいです。
  2. いつもありがとうございます。ワクワクがとまりません。

沢山のお声を頂き、感激しております。皆さんと共により充実した内容にしてゆきたいと思います。

ありがとうございます。