経営者勉強会

日時:令和2年9月24日(水)18:30~21:00

講師 :古川益一
司会 :金子秀久


経営においてリスクはつきものです。

問題なのは問題が起こることよりもそれに対処できないことです。今回は、リスクの対処及びクライシスの脱出方法について学びました。

01.皆様から寄せられた声

①リスク(危険)からクライシス(危機)へ!

P166頁のイエローカード(リスク)とレッドカード(クライシス)の文言を常に目につく場所へ貼っておこうと思います。

火傷で済む前に...


②P174頁・逆も真なりーならば10ポイント項目で6の脱線ネタ。三波春夫の名文句「お客様は神様です」の意味を初めて知りました。

お客様は 「お金をくれるありがたい存在」 ではなく、「お客様の目は常に神様の目の如く厳しい!常に精進すべし!」 という意味を知りました。


③講義を重ねて聞くにつれて、どんどん学びが深まっていくのが分かります。真理を基に経営再建が成り立っているという事が理解できました。

逆に言うと「真理無くして経営は成り立たない」 ことも理解できるようになりつつあります。


④p174頁の 「顧客とは...」 の部分を最近考えさせられます。形にこだわらないことも重要と思います。

駅近のきれいなオフィスへの移転を前から考えていましたが、見栄をはらず経営していきたいと思います。


⑤「会社は問題が起きても良いのだ」 「問題が起きた時に対処できるかが大事」クライシスに対処する力をつけたいです。

クライシス脱出の資金繰りは自社も古川先生に指導してもらい本当に救われました。この方法は少しずつですが身について自分自身でも実行できる様になりました。


⑥「クライシス脱出に必要な3つの事」 の一つに 「家族の団結」 があったのは意外でした。しかし、とても腑に落ちました。

「ならば10ポイント」 は目から鱗(うろこ)でした。まさに 「考え方を変えれば、方法が変わり結果も変わる」 と思いました。


⑦「逆も真なりならば10ポイント」 とても」深いと思いました。

文章だけで見ると簡単なように見えるが真理に基づく事が 「逆も真なり」 となるこの発想がすごいと思いました。


⑧リスクは常に出す。小さいうちに摘んでおこう。

クライシス脱出の資金繰り10ポイントは、私の会社で実際に先生の教え通り実行して、クライシスを脱出できました。形ではなく心が大切。家族の団結は大事だと思った。

会社が安定してきたが、油断は禁物です。毎月PDS会議を行い小さいうちに摘む!!

02.質問にお応えします

経営者勉強会への質問

Q1.現状、当社は拡大局面にあります。人が増える状況の中で会社としての利益率は下がる見込みです。しかし、職員の負担を考えると人を増やさざるを得ません。拡大局面で留意すべきことを教えて下さい。

A.拡大局面への考え方と人事についてお応えします。

現状維持を保てば失敗はありませんが、成長を止めることに繋がるかもしれません。拡大局面で留意すべき点は、失敗を考えながら進むことです。自然とスピードが上がる下り坂ではエンジンブレーキをかけながら走行することと同じです。

拡大する時は人が増え組織が大きくなると共にどうしてもひずみが生じます。営業面では順調であっても人件費比率が上がり、変動費も増えることになり、営業利益率の低下を招くことになりがちです。

さらに事務所などの設備投資をすると、ボディブローのようにじわじわと収益性を悪化させることにもなりかねません。

考え方の基本は、「今までの経緯を客観的に分析し、将来を悲観的に計画、その上で楽観的に実行していく」 ことです。

特に先が読めない昨今にあっては慎重にならざるを得ないものと思います。

人の問題については少数精鋭化を計る絶好の時のように思います。

優秀な社員は人が増える時には生まれません。人が減ったり忙しくなったりする時に、限られた人数でやり繰りしなければならない環境下においてこそ優秀な社員に生まれ変わります。

その時に重要なことは、
労使の一体化です。

経営理念と経営方針により進むべき方向を確立 し、一心同体となることがどうしても必要です。

そのためには経営者が、代表相談役社長になり切ることと思います。

私は創業20年目頃経営拡大中に5億円の予算で本社建築を計画したことが倒産へのきっかけを作ったように思います。

78頁の倒産に至る過程及びPoint 「売上は自然に増えるものでありブレーキが重要」 そして253頁 再建事例15をご覧ください。

参考になるものと思います。


Q2.投資不動産を相場より高く買わされたお客様がいます。管理会社が家賃保証をしていたので当初は回っているように見えましたが、その会社が倒産してしまい借入返済が困難になりました。このような場合、この不動産単独での再建は可能でしょうか?それとも全ての収入、支払いを見直す必要がありますでしょうか?実際にそのような方達にあった時、初期対応できるようにしたいです。業種ごとの事例を知りたいです。

A.何故高く買わされたのか?その原因を究明し、どこにその責任があったのかをはっきりした上で、関係者との話し合いにより、解決方法を見出していくべきものと思います。

現在、同じような相談があり、解決へ進行中ですが、このような事件すれすれのトラブルが沢山あるものと思います。

トラブルに巻き込まれ困っている人達を助けてあげて下さい。

再建事例は現在再建事例集として執筆中です。テキスト改訂版の次に製本する予定です。

御期待下さい。

03.勉強会を通じて、自社にどんな成長をのぞまれているか教えて下さい。

【東京校】第7章 経営計画書

  1. 現状維持のため、常にリスクを意識し、常に対応できる体制を日常化していく。
  2. 経営免許証を取得したいです。

とても嬉しい希望です。

車の免許証を始めとして社会に影響の強いものは免許の取得が義務づけられています。経営分野に於いては、税理士、中小企業診断士、会計士、弁護士、司法書士などがありますが、最も肝腎な経営者の許認可制度がありません。

そのために、黒字会社は30%、5年寿命説など社会に大きな影響を与え、悲劇を引き起こしています。 

政府も“働かせない改革”などで経営者を苦しめないで、もっと高い視点から経営環境を整えていかなければならないものと思いますが、現実の中小企業対策はなおざりになっているように思います。

それどころか 「中小企業は淘汰されてやむなし」 との印象を受けています。

私は当大学へ参加される方全員が黒字経営を続けられる経営者に成長されるようお役に立ちたいと思っています。

当講座は、経営のポイントを知識ではなく真理の視点から必要最小限にまとめたものです。

経営を知識で学ぼうとすると一生かかっても学びきれるものではありません。

知識は学べば学ぶ程、広がり続け、悩み続けることになります。老子の 「学を絶てば憂いなし」 のとおりです。しかし、真理を追求していくと単純化、シンプルとなり、どんな難問題も解けるようになります。

物事の原理原則であり、世の中の摂理であるからです。正にテキストのタイトル 「経営の真理と実践」 です。

この勉強こそが、経営の免許証取得につながるものと思います。

期待しております。