手形不渡り前提の再建方法

日時:令和2年10月21日(水)18:30~21:00

講師:古川益一
司会:金子秀久


手形不渡り=倒産ではない

その具体的な再建方法と各事例を基に学びました。

01.皆様から寄せられた声

①倒産とは経営者が諦めることであり、再生させる強い意志がある限り、方法やチャンスがある事を学んだ。


②手形の仕組み・悪用方法など、手形とは “甘い毒薬” と知った。


③とてもすごい事例集です。改めて読み直したら常識的考えを超えた事例であり、改めて真理がものすごいものだと実感しました。


④もっと深く真理を理解し、経営に実践して行きたいと思いました。今の環境に心より感謝します。ありがとうございます。


⑤今日は手形のお勉強でしたが、会社経営する上で資金繰りの大事さを特に経営者は肝に銘じてほしいと思いました。

やはり信用が無くなるのは、先ずお金です。誠実な経営、信用して頂ける品性、これは必須条件だと思います。この勉強会全て1つ1つが大事だと今日もまた改めて思いました。


⑥企業を再建する為には、対境関係にある全ての方の善意を頂ければ奇跡が起こることを実感した。その為には、私自身の品性を日々高めていく事の重要性を改めて感じ(得)ました。


⑦具体的な事例から、会社再建について学べました。流れに呑まれず、流れに乗る、理屈ではなく誠意と学びました。


⑧「手形不渡り=倒産」 という考え方は知識の世界であり、 「再生」 や 「転生」と見方を変えれば倒産ではないことを学びました。

不渡り手形は簿記の学習と、企業実践という授業当時の先生から 「不渡手形は倒産を決定付けるものである」 という言葉を思い出しましたが、そうではないということを知ることが出来ました。

また、複数の事例を聴いて、経営にはあらゆる問題が起きること、そしてその問題に対して解決策があることも学びました。


⑨「手形不渡りは即倒産ではなく、銀行取引停止になっただけのこと」 を知った。


⑩担保提供していた自宅が、ローンが残っていたために競売から守られたこと。他は極少額の返済の中、住宅ローンは数万円支払いが断続されたこと = 生活維持コストは認められ得る性質なものであること。を、学んだ。


⑪社長のあり方、考え方などの姿勢が会社や社員に伝わり、いかようにも会社はなってしまう。会社を持っていなくても、常に人に対する姿勢、問題に対する対応は最終的には自分に返ってくるのだと学びました。

そのため、常に謙虚さと感謝の気持ちを日々取り入れていこうと決めました。


⑫手形と聞いてもピンとこなかったです。発行責任が重い。手形の事を少しでも頭に入れておいたら、何かあった時(ないと思いますが)倒産を免がれられると思いました。

02.質問にお応えします

経営者勉強会での質問

Q1.先生は多くの困難な事例(今までに類をみない事例)を受け入れておりますが、どのような心持ちで引き受けて、解決できるかどうか分からない問題を、どのような気持ちで乗り越えてきたのでしょうか?

私は会社経営をしている時から倒産に至るまで、家族、両親を始め、多くの関係者に多大なご迷惑をかけてきました。

そのお陰で多くの体験を積み充実した人生を送ることが出来ております。その恩返しは、悩み苦しむ経営者の皆様のお役に立つことであると思っているからです。

そして、70歳となり 「このまま死んでゆくのは、人生が勿体ない」 と思う一心から、皆様のお役に立てられるよう、日々努力を重ねております。そして「解決できるかどうか分からない問題はない」 と思っております。

形の上では元に戻らない場合であっても、見方、考え方を変えれば解決方法はあるものです。

再建に取り組む時には、先ず再建方針を立て、必ずそのようになる戦略を立ててから取り組んでいるように失敗はしないことを大前提にしております。

Q2.再建事例や手形不渡り前提の再建方法について、最も大切な事は 「誠心誠意」 「正直」 であることだと思いましたが、常に正直に経営し続けるためには、どんな気持ちでいないといけないのでしょうか?

「人間の真理」 を考えることから始めて下さい。人間は、どうしても自分中心に考えてしまうものです。

自分を犠牲にしてまで他人のことを考えることはできないものです。 従って「自分を大事にすることが、他人を大事にすることになる」 真理を理解し、悟って経営してゆくべきと思います。 

  • 「相手の心、人の心を大切にすることは、自分を仕合せにする何よりの心」
  • 「自分の人生を世のため人のために活かすことを心の中心に置かなくてはもったいないと思う事が究極の自己愛である」 (133頁)

を、いつも心に置いています。

Q3.善意総和型を装って、借りた金を返済しない連中もいるのでは? 涙を武器にしたり、病を理由にしたり‥

残念ですが、いられることと思います。私の再建方法は 「善意」 無くして成しえないものです。

相談時に少しでも不誠実な態度や自分中心の考え方がある場合は、協力しようとする心になれないものです。 

「至誠にして動かざる者は未だ之れあらざるなり。誠ならずして未だ能く動かす者はあらざるなり」 (孟子)のとおりです。

Q4.質問ではないですが、私の仲間内で、工事金の未払いを続け、工事が完工しないと銀行からお金が払われないという理由で、下職さん達も撤退、撤収もできない状況で仕事は続けている、続けざるをえない状態です。推測ですが、銀行からはお金は払われていると思います。手形が無い分、こういう現実が多々あり過ぎます...

約束手形不渡りのために会社が倒産する悲劇。逆に約束手形を使わないことを理由に、支払いをしなくても生きのびる会社と様々あるかと思います。

大変残念なことと思いますが 「誠意」 なくして永続的な経営は出来ないものと思います。

03.勉強会で学ばれたい内容がありましたら教えてください。

経営者勉強会で学ばれたいこと

①起業と経営をするために必要な要素。※常に金持ちになりたい等 物質にこだわるのを除きます。

テキストを通読し、読み込んで行けば自ずと分かっていくものと思います。勉強会に参加しながら、質問を繰り返して下さい。

②古川先生が再建された事例を更に追加して欲しい。リアリティーがあり、とてもイメージし易いのでもっと学んでいきたい。

日々、書き留めています。出来次第、日本社長経営大学のホームページにアップしてゆきたいと思います。

③「ナニワ金融道」のように、中小企業が巻き込まれる金融事件や詐欺師の動きなど知りたい。

 次回、私が体験してきた事例を参考にしながら説明させて頂きます。

④努力をしない努力の仕方をおしえてもらいたい。

 難しい質問ですが、「見える世界」 と 「見えない世界」 を分けて考えれば理解できると思います。

見える世界に於いては何をするにも全て努力を必要とします。見えない世界に於いては自分自身の心の問題ですから、自分自身の心を変える努力だけを求められます。

例えば、お互いが争った場合、相手の心を変えることは難しいことですが、自分の心を変えることは出来ないことではありません。

又、菊が桜を見て、桜のように春咲こうと競わない心を持つことが出来れば秋に咲くことができます

つまり己を知ることになります。

このような例えで理解して頂きたいと思います。

04.勉強会を通じて 自社にどんな成長をのぞまれているか教えて下さい。

  1. もし万が一の為、皆様からの善意を頂ける様、日々社長としての品性を向上していきたい。
  2. 起業を予定しているので、起業から経営を通じて真理を追求 「ヒト」 として成長していきたいです。

05.勉強会への質問、要望などがありましたらご自由にお書きください。

①自分の廻りで経営者、個人事業主、これから事業を考えている方 (サラリーマン可) 経営で困っている方、廻りを見渡して声を掛けてこの勉強会に参加してほしいと思います。

大変うれしいお考えです。なぜ経営で困っているのか?それは単純に経営を知らないからです。

運転免許証がなければ運転はできません。

同じように経営の免許証無くしては経営は出来ないことを伝えてあげて下さい。

当勉強会全章を学び、その上で質問を繰り返して下されば、経営の免許を取得したことになると思います。

是非、誘ってあげて下さい。

②勉強会の場所を1つにしてほしいです。

検討したいと思います。

◎特別講師:古川 益一よりMessage

古川益一

今回も多くの御意見ありがとうございました。